新人教育の効果を上げるには、今時の新人が育ってきた時代背景と、彼らの特性や傾向を把握し、彼らの思考や価値観を尊重して意欲を高める必要があります。また、社員育成ツールの活用も有効です。
現在の労働人口は昭和と平成生まれの人がほとんどですが、現在の管理職の人たちが経験してきた時代と今時の新人が育ってきた時代背景は大きく異なります。
そのため、「今時の新入社員にどのように接すればいいのかわからない」との声も少なくありません。新入社員育成で最も重要なのは、新入社員について理解することです。
こちらでは、今時の新入社員を取り巻く時代背景や、新入社員の特徴などを解説します。
過去の教育システムでは、生徒たちは知識を詰め込む形式の学習を求められ、クラスや学年内での順位が重視されていました。これは「相対評価」と呼ばれるもので、他の生徒との比較により評価する手法です。
しかし、2002~2011年頃に新たな教育スタイルへ移行し、生徒それぞれが一定の基準を達成する「絶対評価」が用いられるようになりました。生徒間の競争を求めるのではなく、個々の成長を重視する評価方法です。そのため、この世代は競争意識が低い、自分のやりたいことを優先するなどの傾向があります。
また、物心が付いた頃からインターネットが普及し、学生時代にはスマホやSNSが当たり前のデジタルネイティブ世代です。そのため、わからないことがあると人に聞くよりも、スマホやパソコンで検索をして調べて先に答えを見つけてから行動に移す傾向があります。
スマホの普及により対面コミュニケーションよりも、オンラインでの文字コミュニケーションが主流になっていますので、対面で人とのコミュニケーションを取る機会が少ないのも特徴です。
さらに、年功序列や終身雇用が崩壊してきた状況に対面してきた世代でもあります。そのため、この世代は転職を視野に入れたキャリア形成を行う傾向があり、3年以内に早期離職するケースも珍しくありません。
彼らはわからないことがあると「自分で調べて解決する」「人に聞くのは恥ずかしい」という意識があり、ミスや失敗を極端におそれます。ミスをおそれるあまり業務に重要な報連相がスムーズにできない、あるいは指示されたことはできても自分で考えて行動できないなどの行動は、欠点といえるかもしれません。
しかし、情報に関する感度が高く、リサーチ能力や情報収集能力が高いため、ミスをしないように自分で調べて、上司からの指示を正確に完遂できるのが大きな特徴です。
コミュニケーションにおいては信頼をしている相手には心を開きますが、そうでない相手とのコミュニケーションは苦手な傾向があります。そのため、信頼できる上司や先輩のもとなどでは最大のパフォーマンスを発揮するでしょう。
今時の新入社員には、信頼できる上司や先輩のもとでは最大のパフォーマンスを発揮するという特徴を活かすことが大切です。新入社員からの信頼を得るには、自分の考えや価値観を押し付けず、彼らの話や意見を受け入れる必要があります。
また、業務の指示について自分で考えさせたり、仕事への意義や認識を再確認させたりすると、新入社員が主体的に行動できるでしょう。自らやろうという気持ちが仕事へのモチベーションを生み出す可能性があります。
自社に合う社員育成方法を見極めたうえで、自社に合った種類の社員育成ツールを活用すると、さらに効率的な人材教育が可能です。
新入社員育成では管理職と新入社員とのジェネレーションギャップがありますので、彼らの特性を知るためには新入社員が今まで過ごしてきた時代背景を把握して、相手のことを理解することが重要です。
近年の新入社員の世代は、自身の考えや価値観を大切にするため、上司は彼らを受け入れる姿勢を見せる必要があります。新入社員はデジタルツールを使いこなしていますので、デジタルツールによる細やかなコミュニケーションも有効です。
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会社名 | 株式会社ビルディット |
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代表者名 | 富田 陽介 |
設立 | 2016年3月 |
住所 | 〒192-0082 東京都八王子市東町1−14 橋完ビル4F |
URL | https://bldt.jp/ |
事業内容 |
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加入団体 |
八王子商工会議所, 八王子法人会, サイバーシルクロード八王子 |